【鴻巣市】伝統芸能の❝原馬室ささら獅子舞❞が原馬室観音堂と野宮社にて2025年8月17日(日)に開催予定です。

埼玉県指定無形民俗文化財である原馬室ささら獅子舞は鴻巣市原馬室の地に1574年から伝わる伝統芸能です。

原馬室ささら獅子舞

2025年7月13日(日)祷獅子舞の様子

2025年7月13日(日)に開催された「祈祷」に続き、8月17日(日)に行われる「祭典」では木刀や六尺棒、太刀などを使った35の項目からなる迫力満点の棒術が見られます。

原馬室ささら獅子舞

2025年7月13日(日)の祈祷獅子舞の様子

「獅子舞王国」とも称される埼玉県には、各地に獅子舞の伝承が数多く残されていて、その数は200ヵ所以上にのぼります。

原馬室ささら獅子舞

2025年7月13日(日)の祈祷獅子舞の様子

原馬室ささら獅子舞は、毎年7月の「祈祷」で悪疫退散・無病息災を願い、8月の「祭典」では天下泰平・家内安全・五穀豊穣を祈願して、神前に奉納される民族芸能です。

原馬室ささら獅子舞

2025年7月13日(日)の祈祷獅子舞の様子

竹を細く割って作った「ささら」をすり合わせながら舞うこの獅子舞は、1574年に二人の田楽師によって伝えられたとされます。棒術を取り入れた独自の演目構成も、その大きな特色です。

祈祷

「笹掛かり(ささがかり)」と呼ばれる「祈祷」の舞が行われます。これは、悪疫を退散させる“はらい”の獅子舞です。かつては地域の各家庭を獅子舞が巡り、厄払いを行っていましたが、現在では地区内にある5つの神社と観音堂を、1日かけて巡る形となっています。

原馬室ささら獅子舞

2025年7月13日(日)獅子のカゼを受ける様子

一般的に「頭を噛まれる」ことで厄除けになると広く知られていますが、この地域では、衣装を頭に被せることで邪気を払い、福を招き入れるとされています。こうして祓われた厄は、最終地点である納神宮にて奉納される「荒舞」によって浄化されると伝えられています。

祭典

「祭典」では「獅子舞」と「棒術」の演技が奉納されます。会場は愛宕神社・雷電社・氷川神社・野宮社(野々宮神社)のいずれかの一社と、観音堂の2か所で開催されます。2025年8月17日(日)は野宮社と観音堂にて開催される予定です。進行は「すり込み(入場)」から始まり、「棒術」、そして「獅子舞」へと続きます。

 8月17日(日)
 15:00〜 野宮神社(所要40分〜1時間)
 17:00〜 観音堂(所要2時間〜2時間30分)
観音堂

観音堂

獅子舞と舞

男獅子である法眼獅子(ほうがんじし)と、後獅子(あとじし)、女獅子の中獅子(なかじし)の三頭に加え、花の装飾が施された笠(かさ)を頭にかぶった「花笠」や笛を演奏する「笛方」、歌を担当する「歌方」で構成されています。原馬室ささら獅子舞演劇的な構成になっている舞にはそれぞれ演題があります。中でも「女獅子かくし」では中獅子をめぐり、法眼獅子と後獅子が激しく争う様子を素早い動きの舞とテンポの速い曲で表現し、獅子舞の最大の見せ場だそうです。

棒術

宮本武蔵の二刀流、佐々木厳流(小次郎)の龍高流、柳生十兵衛の新陰流の3つの型を模したと言われているそうです。「虎走り」などを含む34本の型が存在し、木刀や六尺棒などを使い演じられます。

原馬室ささら獅子舞

2025年7月13日(日)の祈祷獅子舞の様子

8月17日(日)、原馬室ささら獅子舞が原馬室の野宮社と観音堂にて開催予定です。雨天決行(雨天の場合は自治会館利用)。詳細はSNSでご確認ください。

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