【北本市】まちのユニークな本屋さん「小声書房」。8月末までイラストレーター・ハルカゼシュウイチさんの個展が開催されます。
北本駅西口からほど近く、北本市中央に位置する「小声書房」では2025年8月1日~8月31日までイラストレーター・ハルカゼシュウイチさんの個展が開催されます。素朴なイラストが描かれた看板が目印です。店内は小さいながらも、本屋らしさを感じさせる趣のある造りになっています。
木製の什器に店内を明るく照らすスポット照明、入口付近には新入荷の本が置かれた平台、壁面にはさまざまなジャンルの本が並んでいます。
全国的にも独立系書店と言われる小規模な書店は増えてきていますが、店主の好みを反映したセレクトショップのような品揃えになりがちです。
一方、小声書房は地域の人が普段使いで足を運ぶことができる「まちの本屋」を目指し、定番作家の小説や絵本、コミックなどの選書を意識しているそうです。
掘り出し物に出合えるかもしれない古書コーナーや、開封するまで中に入っている本がわからない「御御籤ブック」など遊び心のある本が並ぶ棚もありました。
また「小声書房」では、共同書店スペース「ブクブク荘」が設けられています。それぞれの本棚には部屋番号が付けられており、“ブクブク荘”というアパートの一室(一棚)を借りた「棚主」が、自分の好きな本を、好きな価格で販売できるユニークな仕組みです。
棚主のちょっとした自己紹介があったり、ミニギャラリーのように飾られた棚などがありそれぞれの棚に個性が出ています。
小声書房の店内の奥には「小声書房1Fギャラリー」が併設され、イラスト展や写真展、陶器展など、月替わりでさまざまな展示会を企画しています。

2025年7月の展示
ギャラリースペースの年内の予定は全て埋まっていますが、出店者は随時、募集しているそうです。利用希望者は小声書房にお問い合わせください。

提供:小声書房
8月はイラストレーターのハルカゼシュウイチさんの個展「よそ行き異世界と不思議な本屋さん」が開催されます。

提供:小声書房
ハルカゼシュウイチさんはシャープペンシルで描く緻密なイラストが特徴の作家さんです。幻想世界を描いたイラストを中心に作品を制作しています。今回の個展では作品を展示するだけでなく、ポストカードやミニ額入りの原画などのグッズの販売も行われるそうです。「小声書房」は、だれでも気軽に立ち寄れる、まちの身近な本屋さん。本を通じて、地域の人たちが自然につながれる場所です。毎月一度訪れるだけで、いろいろな作家の作品との出会いも楽しめますよ。
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