【鴻巣市】6~8月に発生する『クビアカツヤカミキリ』によってサクラが枯れる被害が拡大しています。

特定外来生物の『クビアカツヤカミキリ』の成虫が6~8月に発生します。サクラなどの樹木の内部に幼虫が寄生し、木が枯れてしまう被害が出ています。農林水産省によると2025年2月末時点、埼玉県を含む15都府県で『クビアカツヤカミキリ』が確認されているそうです。

クビアカツヤカミキリ生態写真(提供:埼玉県環境科学国際センター)

『クビアカツヤカミキリ』の自然分布は中国やモンゴル、朝鮮半島、台湾、ベトナムなど。日本では2012年に愛知県で初めて確認され、翌年には埼玉県でも被害があり、年々拡大しているそうです。

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枯死したサクラ(提供:埼玉県環境科学国際センター)

幼虫は樹木を摂食し、糞と木くずが混ざった『フラス』を排出しながら2~3年ほどかけて成長するそうです。成虫の活動期間は春から夏にかけて、寿命は2週間以上とのこと。

クビアカツヤカミキリ被害・フラス_cess_kubiaka21

クビアカツヤカミキリ被害・フラス(提供:埼玉県環境科学国際センター)

『フラス』を確認したらその穴から登録農薬を注入して駆除しなければいけません。大量の『フラス』の場合、成虫が木の内側から出るのを防ぐため防鳥ネットなどをして、成虫が飛散するのを防ぐ必要があります。

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防虫ネット設置の様子(提供:埼玉県環境科学国際センター)

『クビアカツヤカミキリ』の詳細情報や詳しい防除の方法については埼玉県環境科学国際センターのホームページで確認できます。

桜イメージ

写真はイメージです

鴻巣市でもサクラへの被害が拡大しています。2025年6月28日(土)には鎌塚のイベント公園と元荒川遊歩道にて捕獲イベントを開催予定です。

クビアカツヤカミキリ

鴻巣市役所発行 広報こうのす 2025.5 より

『クビアカツヤカミキリ』の成虫や、『フラス』を発見した場合は、環境課へ連絡するようにしましょう。また、成虫は捕殺してくださいとのことです。今後も被害が拡大することが予想されます。サクラのほかウメやモモなど、バラ科の樹木にも被害があるそうなので木の根元などを意識してみるようにしましょう。

環境課がある鴻巣市役所はこちら↓

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